鬱と依存症と私

うつ病とスマホゲーム依存症から脱却するまでの体験記

ソーシャルスキルトレーニング(うつ病心理教育2)

こんにちは、福原なめこです。

 今回は私がリワークプログラムで受講した心理教育について紹介します。心理教育とは「うつ病などを抱える人が、自分の病気について理解を深め、健康な生活を送る上での対処方法を学んでいく」ことだと私は理解しています。それぞれの内容は本が一冊書けるくらい深いものですので、ここでは簡単な例にとどめますが、参考になれば幸いです。

 ソーシャルスキルトレーニング(SSTの主体となる「ソーシャルスキル」とは、「社会の中で普通に他人と交わり、共に生活していくために必要な能力」と規定されています。うつ病の状態にある人は、対人的な問題を抱えることが少なくありません。私が受講したSSTでは、受講者が実際の対人関係で困ったできごとを取り上げ、状況を具体的に振り返り、どのような対応をすれば良いのかを全員でディスカッションして検討しました。SSTを通じて、よりストレスのない対人関係を築けるようになることが狙いです。

 具体的には以下のように進めます。

1.対人関係において、困ったできごとのケースの具体的状況を提示する。

・・・いつ、どこで、何のために、何を、どのように、どうした。

2.ケースについての検討をする。

・・・ここで重要なことは、「事実」と「主観的な推測」とを分けて考えることです。なぜなら、対人関係における相手の言動について、言動内容(事実)だけからでは、その意図(主観的な推測)をはかることはできないからです。その上で客観的な事実から、状況を正確に把握します。

3.コミュニケーションを交わす相手について理解する。

・・・まず先ほどの2に従って、コミュニケーションの相手が、どういう言動をする人なのか、どういう立場にいる人なのかという事実を理解します。その上で初めて、「この人はこういう言動が多いから、このケースではこういう言動をするのではないか?」と推測します。

4.目的にかなうコミュニケーションの方法(仮説)を立てる。

・・・コミュニケーションの相手について理解を深めた上で、「自分がどのような言動をすれば、目的にかなうコミュニケーションになるのか」を考えます。先ほどの1で提示したケースにおいて、自分が「相手に自分の思いを理解してもらいたい」のか「相手の誤解を解きたい」のか、その目的にかなった仮説を立てます。

 実際のリワークプログラムでは、受講者の1人からケースを提示してもらって全員でディスカッションし、4で立てた仮説をロールプレイ(寸劇)してみて、実生活で実践できそうかを共有しました。

 SSTは一人で行うことはなかなか難しいですが、対人関係を良くする考え方の一つとして覚えておくと良いかも知れませんね。

 ・・・今回はここまでです。お読みいただきありがとうございました。